フィリピンフライトイレギュラー発生時の連絡先
日本とフィリピン間の航空便は毎日多数運行されていますが、予定通りに運行されないこともあります。遅延の主な理由は、整備の遅れやその他の空港側の事情です。一方、欠航は主に台風などの自然現象や予測できない突発的な事故により安全なフライトが確保できない場合に発生します。例えば、2018年夏のアモイ航空のオーバーランや、2023年正月のマニラ空港の管制塔停電による機能停止などの事例があります。これらの状況に直面した際の対応策を、以下に説明します。対応方法は、日本からフィリピンへの出発時とフィリピンからの帰国時の2つのケースに分けています。
フィリピンに向かう時のトラブル
遅延の場合
フライトの遅延による大きな問題は比較的少ないです。エージェントへのメールや電話での連絡で対応可能です。多くの学校は到着スケジュールをチェックするスタッフを配備しており、例えば午後9時の予定が午後11時に変更されても、ピックアップ時間の再調整が行われます。遅延が発生した場合、学校は通常その情報を把握していますが、念のため自ら連絡することを推奨します。
特に注意が必要なのは、航空便の変更が発生した場合です。予定のフライトがキャンセルされ、他の航空会社の便に振り分けられる場合、学校が学生の動向を把握できなくなる可能性があります。このような状況では、新しい便の情報をエージェントに必ず伝えるようにしてください。
欠航の場合
欠航の際、通常は出発前に航空会社から通知メールが届きます。その後、代替フライトの選択肢が提供されることが一般的です。
欠航時に注意すべき点は、学校が欠航による授業の補償を行わないことです。例えば、日曜日に出発予定だった便が欠航し、翌月曜日の便に変更された場合、月曜日の授業は行われず、その日の授業が失われます。留学生が欠航が自分のせいではないと考え、学校が授業を補ってくれると期待することがあるかもしれませんが、学校は通常、欠航を自らの責任とは考えず、授業の補償を行わないことが多いです。
さらに、欠航により予定されていた空港からのピックアップがない可能性もあります。セブや他の地方都市では空港から学校が近いため、ピックアップは通常通り行われるでしょう。しかし、バギオのように距離がある場合は、ピックアップが提供されないこともあります。その場合、エージェントが移動方法を案内し、自分で移動することになる可能性があります。
スケジュールを1週間ずらすという選択肢もあります。利用している宿泊施設の部屋が空いていれば、学校もこの提案に同意する可能性が高いです。