2023年冬現在、日本とフィリピン間の直行便は、マニラ、セブ、アンヘレスの各都市を結んでいます。ただし、日本とセブ間の直行便は、コロナ期間中に減便されました。2023年7月、マルコス大統領による緊急事態宣言の解除後、便数は徐々に回復していますが、コロナ前の水準にはまだ達していません。セブへのフライトは通常マニラ経由となります。コロナ期間中は航空券の価格が高騰しましたが、その後、LCCを含む格安航空会社の価格はコロナ前のレベルに戻りました。しかし、正規航空会社の運賃は高いままで、コロナ前の約1.5～2倍です（2023年11月現在）。日本とフィリピン間の航空路線を探す際には、かつてはコロナワクチン証明書などの追加書類が必要でしたが、2023年7月の緊急事態宣言解除後は、これらの要件が撤廃され、コロナ発生前の出入国規制に戻りました。主な空港はマニラ、セブ・マクタン、バコロド、イロイロ、クラーク、ダバオの各国際空港です。

こちら日本‐フィリピン間のエアールートを探しやすい大手ウェブ航空券販売会社Sky Scannerのサイトになります。

日本の主要都市とマニラを結ぶ直行便を運航する航空会社には、JAL、全日空、フィリピン航空、セブパシフィック、ジェットスター、Zip Air、エアアジアがあります。他に香港、中国本土、韓国、シンガポール、台湾などを経由するルートもありますが、これらは移動時間が長く、必ずしも格安ではありません。価格を重視する場合、ジェットスターが最も安い傾向にありますが、LCCの場合、食事、飲み物、毛布の貸し出し、座席指定、手荷物以外の荷物に対する追加料金が必要になることがあります。これはセブパシフィックも同様です。快適性を重視する場合はJAL、全日空、フィリピン航空が推奨されます。コロナ後の運賃は通常時よりだいぶ割高で10～20万円くらいです。

バコロド、ダバオ、イロイロへは、通常マニラを経由してCebu Pacificやフィリピン航空を利用します。これらの航空会社はマニラ空港の同一ターミナルで国際線と国内線の乗り換えが可能で、非常に便利です。ジェットスターを利用した場合も、マニラ空港のターミナル3でセブパシフィックの国内線に乗り換えることができます。バコロド、ダバオ、イロイロへは日本からの直行便は運航されておらず、乗り換えが必要です。

マニラやセブ以外にも、日本からフィリピンのアンヘレス、クラーク地域への直行便が存在します。クラーク国際空港は、マニラの北約100キロメートルに位置し、リーズナブルな授業料でネイティブ講師によるマンツーマン授業を提供する英語学校が複数あり、留学生に人気です。さらに、クラークからバギオやスービックへのアクセスも良好です。

多くの留学生や訪問者は、マニラ空港よりクラーク国際空港を選んでいます。日本からは成田と関西国際空港からセブパシフィック航空の直行便がありましたが、2023年11月時点で関西国際空港からの直行便は運行されていません。成田からクラークへの往復運賃は一般に6万から7万円程度、飛行時間は約5時間15分です。

航空券の価格は需要と供給に大きく左右されます。特に年末年始や夏休みなどのピークシーズンは、航空券の価格が高騰する傾向があります。したがって、フィリピン留学の計画がある場合、12月末から1月初め、および8月中は避けることをお勧めします。

航空券は予約時期によって価格が異なり、早期購入割引の適用も多いため、早期の購入が経済的です。ただし、キャンセルや変更には手数料がかかることがあるため、条件をよく確認することが重要です。

結論として、フィリピンへの旅行計画には、日程を慎重に検討し、ピークシーズンを避け、早めに航空券を手配することがコスト削減の鍵です。また、複数の予約サイトを比較し、キャンペーンやセール情報に注意を払い、最良の条件で航空券を購入しましょう。