スパルタから自由型まで:フィリピン英語学校の
選び方ガイド

スパルタ、セミスパルタ、自由型英語学校のそれぞれの特徴

スパルタ学校

スパルタ学校では、週末を除き、学生の行動を厳しく管理します。学校が定めた生活パターンに従うことが求められ、平日の外出は禁止されています。多くの学校では、規則違反に対して罰則が設けられています。

セミスパルタ学校

セミスパルタ学校は、門限の設定がありつつも、学生の自立心を尊重するスタイルです。しかし、平日の飲酒禁止や正規授業の欠席禁止など、学生が遵守すべき基本的なルールが定められています。

自由型学校

完全自由型学校は、基本的に学生に自由を与え、自己責任の下で行動させるスタイルです。正規授業への参加は奨励されますが、欠席に対するペナルティはありません。このスタイルは欧米の語学留学と類似しており、特にシニア層から好まれています。

スパルタ学校の特徴

スパルタ学校は、厳格な校則と日程で運営されています。学生の行動は週末を含め厳しく制限されていますが、最近は土曜日に限り門限がない学校も増えています。平日は外出が許されず、週末や祝日は一定の門限まで外出が可能です。学校では規則違反が累積されると退学処分になることがあります。この学校タイプは、短期間で集中的に英語力を伸ばしたい学生に適しています。代表的なスパルタ学校としてセブのCGスパルタ、バギオのHELPロンロンなどがあります。

セミスパルタ学校の特徴

セミスパルタ学校では、平日の外出が可能ですが、門限と一定の規則が設けられています。規則違反に対するペナルティは学校によって異なります。授業の出席や生活上のルール(無断外泊や酒類の持ち込みなど)が厳格に守られます。無断外泊は通常禁止されていますが、事前に許可を得れば可能な場合もあります。授業欠席に対しては、学校によって様々な対応が取られます。典型的なセミスパルタ学校としてセブブルーオーシャン、イロイロのWe Academy, バコロドのE-Roomなどがあります。全体的にセミスパルタ学校の数がフィリピンで一番多いです。

自由型学校の特徴

完全自由型学校では、学生の行動に対する制限が最小限に抑えられています。部屋への酒類の持ち込みや男女の同宿が許可されることもあります。このタイプの学校は、自己管理能力が高く、自由な学習環境を求める学生に適しています。自由型学校の代表的存在としてセブのCEGA、First Englishなどがあります。両校とも門限はありません。

各タイプのメリットとデメリット

スパルタ学校

メリット:

  • 学生は厳格な校則に従い、自動的に英語の実力がつく。
  • 短期間での英語の向上を望む人に最適。
  • 規則違反が累積すると退学になるため、学習に対する意識が高まる。

デメリット:

  • 日常生活に多くの制限があり、自由度が低い。
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セミスパルタ・自由型学校

メリット:

  • カリキュラムの自由度が高い。科目の選択や変更が柔軟。
  • 弱点特化の学習が可能。
  • マンツーマン授業が中心で、個々のニーズに合わせた指導が受けられる。

デメリット:

  • 校則が緩いため、自分の節度を保つ必要。