被害事例から学ぶフィリピンでの安全対策

以下は、K-Wing梶野章自身が8年のフィリピン滞在期間中に体験した被害や、梶野が直接送客したお客様の被害、梶野の友人の被害、テレビニュースで報道された邦人被害をまとめた実例集です。その他多くの第三者からの伝聞話は除外し、情報の信ぴょう性と信頼性を保つため、明確なソースのもののみを取り上げています。

睡眠薬強盗1シスター編(マニラ)

英語学校入学は決まっているものの入学日より3日ほど早めに入国してマニラで遊んでから自力で学校に向かおうとした方に起こった犯罪被害。英語がある程度うまい方が陥りやすい罠です。教会シスターの服をきた女性が声を掛けてきます。教会の内部を案内するとの事。よろこんでついて行った男性。教会に入る前に教会の前の民家で食事を提供するといわれます。断る理由もなかったので承諾。しかし食事の中に睡眠薬。十時間くらいあと意識を取り戻します。路上でした。お金はぜんぶ盗まれていました。ただパスポートはホテルに預けていたので留学は続行。梶野が一時的に滞在費用をかすためにこの方を訪れ話も聞きました。

睡眠薬強盗2老夫婦編 (マニラ)

フィリピン留学前に前倒して上陸してマニラで2~3日遊んでいた方のもう一つの被害例。
この方は、監視カメラのない大きな屋台でビールを楽しんでいた時、整った服装をした信頼できそうなフィリピン人の老夫婦から声をかけられました。話がはずんで時が過ぎます。途中で席を立ってトイレに行って戻ってきてビールと話を再開した男性。だんだん眠たくなってきます。目が覚めると路上。10数時間眠っていましたこの方も所持金は取られたもののパスポートと航空券はホテルに置いていたのでセーフ。お小遣い費用の一時貸し出しでなんとか留学を乗り切りました。

歩行者日本人から財布を抜き取る映像(マニラ)

このケースはマニラのマラテ・エルミタ地区で起きた事例です。スーツケースを引いて移動する日本人の後ろをつけているフィリピン人が、リュックから財布とパスポートを取り出す映像です。この事件は地元のニュースで取り上げられ、被害者は日本人であり、約25万ペソ(60万円相当)とパスポートが盗まれたと報道されています。犯行シーンは以下のYouTube映像の30秒あたりです。マラテ・エルミタは風俗街、ギャンブル街、違法麻薬売買取引スポットの3つの要素が重なる場所です。

 

トランプ詐欺事件(セブ)

セブの学校から連絡が入りました。留学生(若い女性)がアヤラモールでトランプ詐欺に遭遇し、そのまま帰国してしまったというのです。その女性は学校に詐欺に遭遇したとは伝えたものの、詳細は話さなかったとのこと。何度かメールを送りましたが、返信は一切ありませんでした。

トランプ詐欺とは、繁華街や大型ショッピングモールで独り歩きの外国人に声をかけ、自宅に誘い、強制的に賭けトランプをさせ、負けた場合に金を要求するもの。勝つチャンスはありません。

詐欺師は「母親が日本料理に興味があるので家で直接説明してくれないか?」などと言って誘います。家に入ると、3~4人の男たちが待ち構え、トランプを開始します。威圧的なので断れない雰囲気です。負けた後、数万円から数十万円を要求され、現金がなければクレジットカードでの支払いを要求されます。さらに「警察に報告しても賭博に関与しているのはあなたも同じ」と脅されます。セブではこのような被害が多く報告されています。

お客様が被害にあったアヤラモールはセブで一番大きく格式のある大ショッピングモール。そこでアイスクリームを買ってテラスで一人食べていると梶野章の目の前の席に20代後半くらいの女性がいきなり座りました。「日本人?どんなお仕事してるの?」「あんたは俺のタイプじゃない」とわざと失礼な事を言って撃退した事があります。

悪ガキ窃盗団(セブ)

セブのITパーク近くの通りで、大学生の女性留学生が子供たちに囲まれ、小銭を盗まれたという話を直接被害者本人から聞きました。ITパークはセブの人気スポットですが、その周辺のサリナスドライブには窃盗を働く子供たちがいます。彼らは外国人をターゲットにし、特に女性に近寄り、ポケットから物を盗むことがあります。

私は何度かサリナスドライブを歩きましたが、特に問題はありませんでした。しかし、清潔感のない服を着た子供が最新のスマートフォンを持っているのを見かけました。これらは盗品である可能性が高いです。この通りでは、可能な限りタクシーを利用することをお勧めします。

梶野章が殺人犯に疑われた(アンヘレス)

土曜日の午後。アンヘレスの裏道を散歩している梶野章。突然車が前を遮って男が出て来て刑事のIDを見せます。
警察車の中に連行され尋問です。車の中には他に運転手の警官一人。実は前夜に外国アジア人がすぐ近くのラブホテルでフィリピン人女性を殺害する事件が発生し犯人捜しをしていたのです。
年齢、国籍、住んでいる場所、フィリピン渡航の目的などを次々聞かれすらすら答えます。するとスマホを出せと言われます。写真保存欄を調べしかめっつらで一枚一枚保存した写真をチェックします。
どうやら殺人犯の疑いは晴れたようです。するとこの刑事はダークな小遣い稼ぎをはじめます。「ところであんた、パスポート今持ってる?」この問いはフィリピンに在住する外国人や留学生のアキレス腱です。フィリピンでは外国人が外出する際パスポートを携帯する事を法で定めています。ですがスリが多いフィリピンでパスポートを持ち歩いてなくすと大変厄介で面倒な事になるので皆持ち歩きません。この刑事はそれを知っていてそこを突いてお金をふんだくろうとしています。「部屋に戻ればある。」「あんたら外国人はパスポート持ち歩かなきゃいかんだろ。見逃してやるから5千ペソ(当時の価値で11,500円くらい)出しな。」「そんな金ない。」「トラブルになるぞ。このまま警察署に連れて行ってもいいんだぞ。」「このままアパートまで車で移動してくれ。近くだから。そこでパスポートを見せる。あんたらの目的は俺が不法在留外国人でないかを確かめればいいんだろ?」「3,000ペソ(約6,900円)でどうだ?」「そんな金ない。」「ならいくらなら払える?」
「1,500(約3,450円)なら出す。(非常に悔しいです。今思い出しても腹がたちます。)」
1,500ペソ支払って解放されました。最低限パスポートとパスポート内にスタンプが押されてある許容滞在期間をコピーしておくべきでした。それを持っていればなんとかなったでしょう。

梶野章、スリ団に襲われる(アンヘレス)

日本では普段の生活でスリの脅威を頭に入れておく事はまずないですがフィリピンではスリがいる事を前提に物事を考えたほうがいいです。治安がいいバギオ、イロイロなどでも留学生が財布をなくしたり(すられた?)、ショッピングモールの店のテーブルの上に置いたものがちょっとした隙になくなっているという小さな事件が頻繁に発生します。(梶野のスリ事件)

こちらの記事は梶野章がアンヘレスで遭遇したスリ団との対応を細かく記したブログ記事になります。スリ防犯の一助になる事を願います。

街角でタバコすったら警察署に連行された(ダバオ)

友人の話です。ダバオの街角で隠れるようにこそっとタバコを吸っていると巡回パトロールに見つかりました。そのまま警察署へ連行。そこで一時間タバコの害に関する医者のレクチャーを受けて罰金約1万円を支払ってから釈放。ダバオは街角の喫煙を厳しく禁止しています。

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