フィリピンIELTS留学とお勧め学校

正直なところ、IELTSは難易度が高い英語検定試験です。ライティングとスピーキングの部門では、正解が定まっておらず、個々の考え方や論理性、英語力が評価されます。これは日本人が苦手とする試験スタイルで、TOEICのように単純な練習問題を解くだけでは高得点を得ることは難しいです。
フィリピン留学はIELTSのスコアアップに最適とされています。その理由は、フィリピンのマンツーマン授業スタイルがIELTSのスピーキングテストとライティングテストに非常に適しているためです。
IELTSスコアを持つことは、海外での就職や大学への入学に大きな利点をもたらします。アジアの多くの人々にとって、フィリピンでのIELTS留学は近年非常に人気が高まっています。

IELTSって何?

IELTSってどんな試験?

IELTSはスピーキング、ライティング、リーディング、リスニングの4つのセクションから構成されています。試験は1日または2日にわたって行われます。IELTSには、アカデミックモジュールとゼネラルモジュールの二種類があります。アカデミックモジュールは主に大学や大学院への入学に、ゼネラルモジュールは海外での就職や移民申請に利用されます。これらのモジュールは大部分が同じですが、20~30%程度の違いがあります。フィリピンでは、特にアカデミックモジュールの需要が高いです。受験料は約25,000円から30,000円で、日本やフィリピンを含む世界中で定期的に開催されています。IELTSのスコアは0から9まであり、7.0点以上を持つと高い英語能力が認められます。実際に、TOEIC 900点を持っていても英会話ができない日本人は多いですが、IELTS 6.0の保有者が英会話ができないということはほとんどありません。IELTSは非常に完成度の高い英語試験です。

IELTSは何故難しいと言われているのか

IELTS試験は参加者に短時間で厳しい作業を要求します。これが最も困難な部分です。

  • ライティング: 日本人にとって最も点数を取りにくい科目は、実はスピーキングではなくライティングです。突然与えられるテーマに沿って、起承転結のあるエッセイを250文字以上で書く必要があります。これには構想力、発想力、そして展開力が求められます。

  • スピーキング: スピーキング試験は、しゃべる時間が数分と短いですが、即興での応答が求められます。提示されたトピックに沿った答えを即座に考え、さらに質問に対して迅速に応答する必要があり、瞬発力、機敏性、対応力が要求されます。

  • リスニング: 通常は比較的取り組みやすいとされるリスニングですが、8~10分間にわたる長い講義を一気に聞き、その内容から8問程度の質問に答える問題があります。これには高度な記憶力が求められます。

  • リーディング: 日本人が得意とするリーディングでさえ、読むべき量が膨大で、時間内に終えるのが難しいです。リーディング試験を終える頃には体が疲れ果てていることが多いです。

リーディング、リスニング、ライティングは一日で行われるため、体力と集中力の維持が非常に重要です。

IELTSとフィリピン留学の相性

IELTSとフィリピン留学の相性の良さ

IELTSとフィリピン留学は非常に相性が良いです。フィリピン留学は、IELTSの難題を短期間で克服するのに役立ちます。IELTSスピーキングセクションでは即興での質疑応答が求められ、これはマンツーマン授業のスタイルと非常に似ています。マンツーマン授業では、優れたメンターがその場で指導を行い、学生は実践的なスキルを身につけることができます。また、ライティングセクションのトレーニングでは、題材に対する考え方を学び、実際に書いた文章に対して具体的なフィードバックを受けることができます。フィリピンの英語学校での12週間の学習は、学生が本試験で高い成果を得るのに十分です。

フィリピンIELTS留学の傾向と上達の目安

フィリピンでIELTSを目指す学生の多くは、6.0から6.5点の獲得を目標としています。IELTS 6.0は、TOEIC 600~700点のレベルの人が12週間で目指すスコアです。IELTS講師のレベルは一般的に7.0から7.5点程度です。

こんなIELTS学校は避けた方がいい1

多くのフィリピンの英語学校がIELTSコースを提供していますが、すべての学校が同じ成果をもたらすわけではありません。良い指導環境を持つ学校とそうでない学校が存在します。良い学校選びのためのチェックポイントはいくつかありますが、まずは以下の点に注意してください。

風紀がゆるい学校でのIELTS学習は避ける:
IELTSは非常に難易度の高い試験で、集中して勉強しなければ満足のいくスコアは得られません。放課後の規制がない、リラックスしすぎた環境の学校では、効果的な学習が難しいです。たとえば、マクタン島のマリバゴというリゾートエリアにいくつかバカンス型の学校がありますが、この手の学校では放課後の規制がないため、IELTSの成績向上には不向きと言えます。より厳しい規則を持つスパルタ式やセミスパルタ式の学校が適しています。

こんなIELTS学校は避けた方がいい2

全ての小規模な学校が不適切というわけではありませんが、一般的には小規模な学校の選択は避けた方が良いでしょう。IELTSの各科目は高い専門性を要求され、講師にも大きな負担がかかります。大きな学校では、科目ごとに専門の講師がおり、学校全体でIELTS受講生をサポートする体制が整っています。しかし、小規模な学校ではこのような体制を取るのが難しいです。

おすすめIELTS学校

おすすめIELTS学校

フィリピンには当たりIELTS学校とハズレIELTS学校があります。IELTSは英語力が高いからといって体系的教育としっかりとした訓練を受けずに教えられるほど甘いテストではないです。先生はものすごく英語ができる人であると同時に頭がいい人、IELTSを誠実に学習する人でなければなりません。近年IELTSを目指すフィリピン留学生の数はうなぎ登り。教えられるほどの人材の数は確保できていないがIELTS留学生もほしいのでとりあえず自校をIELTS優秀学校として宣伝する。このような例は少なくありません。 ウェブ上では様々な情報が交差していますがそれを鵜呑みにせず二つの判断基準からIELTS本気モードの学校を選んでもいいかもしれません。 一つ目はIELTS公認センターを兼任している英語学校。自校の中でIELTS公認試験を定期的に実施する公認センター学校は優秀な講師の数を揃え、試験対策研究チームを立ち上げるなど学校が全面的にIELTS指導体制をバックアップしている可能性が高いです。IELTS公認センター兼任学校にはセブのEVやバギオのPINESなどがあります。 もう一つはスパルタ学校。全体的には少数ですがフィリピンのスパルタ学校は粒ぞろいで指導レベルに定評があり、安心感があります。それと忙しい課題で学生を追い詰めるスパルタのような指導体制でないと難易度が高いIELTSの点数はなかなか上がらない点を見てもスパルタ学校がおすすめです。

HELPロンロン

フィリピンで一番歴史がある英語学校。平日外出不可のスパルタを実施。学生は韓国系が8~9割、学校はバギオから離れた山の途中にあるサバイバル環境。PINES、EV、MONOL、SMEAGなどと並び最も優秀な英語学校と言われています。

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CGスパルタ

セブ中心地から20㎞郊外にあるガチガチのスパルタ。日本人比率1~2率。毎日単語試験とエッセイライティング課題あり。英語のみ会話ルール。規則が厳しく違反点数が累積すると退学も。。。恐らくフィリピン全土で最強のスパルタ。

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CPILS

セブを代表する名門校。大型校、多国籍校。日本人2~3割。初級から上級の英語指導だけでなく各種英語検定試験に強い。朝から晩までぴっちりスタイルのスパルタとして有名だったが最近は外出OKなコースも提供している。施設がかなり古い。

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CPI

平日外出禁止の本格的スパルタ。ごはんと施設がかなり優秀。英会話と資格指導どっちもよし。日本人は多くない。6人部屋は安いのに広々としていてコスパよし。ITパークから若干離れた郊外に位置。1週、2週の充実した短期留学コースがある。

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Philinter

セブ・マクタンの名門中の名門。講師のレベルの高さとカリキュラムの優秀さには同業者も一目置く。英会話、英語基礎固め、英語資格などなんでも強い。平日外出可能だがルールはかなり厳しい。コロナ休業中に大型リニューアルして再オープン。

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EV

コロナ以降再開したセブの学校の中で一番の人気校。平日外出可、不可のスパルタ、セミスパルタから学生が選択。施設がおしゃれなので女子に特に人気。一般英語以外にIELTSに強い。日本人比率3~4割。セブ中心まで車で15分の郊外に位置。

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SMEAGクラシック

現在休業中。IELTSが強い事で有名。IELTS以外ではESLを教えます。学校でIELTS本試験受験可能。平日外出は可能ですが入学から4週間目までは不可。IELTS点数保証コースの場合はオール期間平日外出不可。場所はセブのマボロに位置。

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