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治安で見るフィリピン留学都市
夜になると危なくなるセブ
朝、昼と夜とではがらっと雰囲気が変わるセブ。夜の一人歩きは厳禁です。
危険地帯と安全地帯があるマニラ
安全地帯と危険地帯が区分けされるマニラ
治安がいい都市ベスト10に6留学都市がランクイン
世界各都市の犯罪率を旅行者安全指標に換算して安全都市ランキングを格付けするTravel Safety Abroad’ が2022年十月に発表したフィリピン安全都市トップテンランキングに留学都市であるバギオ、タガイタイ、イロイロ、ダバオ、ドゥマゲッティ、マカティの6都市がランクインしました。
低犯罪率トップランキング都市は以下の通りです。
- ダバオ(第1位)
- ボホール(第2位)
- バギオ(第3位)
- ドゥマゲッティ(第4位)
- イロイロ(第5位)
- マカティ(第6位)
- ラユニオン(第7位)
- パラワン(第8位)
- タガイタイ(第9位)
- バレンズエラ(第10位)
治安がいい都市にランクインした各留学先の情報
フィリピンの治安のいい街は日本の地方都市と同じくらい安全です。ですが日本がそうであるように安全な街でも犯罪は発生いたします。外国に滞在するのである程度の緊張を解いてはいけません。以下治安がいい留学都市の概要と特徴になります。
南部ミンダナオ島の州都ダバオは、安全都市としてのランク1位を獲得しました。ダバオの安全都市評価の背景には、市長として長年務めたデュテルテ前大統領の強固な治安維持策があります。彼の時代、凶悪犯罪者を警察に厳しく取り締まらせました。デュテルテの方針は現在の市長である息子のセバスチャン・デュテルテによって引き継がれています。ダバオは観光天国としても知られ、美しい海と都市、そしてフルーツの市場などが人々を魅了しています。
しかし、ダバオ市の周辺地域はミンダナオ勢力というイスラム系反政府勢力の影響を受けており、安全面においては留意が必要です。ダバオは、治安の良さと同時にその複雑さも持つ都市といえるでしょう。英語学校に関してはコロナによる閉鎖などで現在1校しか営業をしておりません。英会話指導学校になります。ゴルフが盛んな場所ですので英会話+ゴルフを楽しめます。
バギオはセブに次ぐフィリピン留学の人気都市です。名門のHELP, PINES, MONOLや日本女子に人気のBECI, WALESを含む約20の優れた学校があります。治安が良く、ぼったくりが少ないことで知られていますが、深夜の居酒屋での盗難などの小事件も発生しています。留学先としてのバギオの魅力には、セブと同等の高い指導力、手頃な学費、安全な環境が挙げられます。ただし、学校の校則は厳しいので、学生によって好みが分かれることもあります。バギオは比較的涼しい気候を持つフィリピンの都市です。デメリットとしては、雨が多いこと、ビーチまでの距離が2~3時間かかること、マニラからのアクセスが不便であることなどが挙げられます。
セブ島の隣、ネグロス島の南端に位置するドゥマゲッティは、ダイビングスポットとして有名です。複数の日本人資本の英語学校が存在し、休暇と留学を同時に楽しむことができます。しかし、コロナの影響で一時閉鎖となり、現在は再開準備中です。アクセスは、マニラやセブからの国内線乗り換えが便利です。
イロイロは治安が良好で、地域のコミュニティが積極的に治安維持に取り組んでいます。多くの日本や韓国のレストランが点在し、生活環境が整っています。大都市でありながら、美しい海が近くに広がっています。英語学校としては、We Academy, MK, CITC, コロンブスなど4つの学校が存在し、学費はフィリピン国内で比較的手頃です。
マカティはフィリピンの中心部に位置する高級エリアで、多くの日本や韓国資本の英語学校があります。滞在環境は最上級で、指導力や施設の良さが有名です。セブの2倍の学費の学校もあります。
マニラから車で約2時間の距離にあるタガイタイは、高級リゾート地として知られるエリアです。安全性や快適な生活環境が魅力です。周辺には日本や韓国資本の学校もいくつか存在しています。セレブの多いこの街では、大停電が起きても自家発電によって常に電気が供給されています。
注意が必要な留学都市:マニラとセブ
安全都市とは違い場合によっては犯罪に巻き込まれる可能性が高い留学都市がセブとマニラです。犯罪者との接点になりやすいのがオートバイ強盗。武装したバイカーたちが人通りの少ない場所で外国人を狙っています。ターゲットにされると、彼らは接近し、ホールドアップを行い、現金やスマホを奪います。反抗すると発砲されることもあります。 マニラやセブで特に危険とされるエリアは、違法風俗、ギャンブル、麻薬取引が集まる場所です。マニラのケソン市、トンド、キアポやマラテ・エルミタ、セブのマンゴーストリート、バジルやコロン地区などが該当します。どちらの都市も夜間の犯罪率が上昇します。
ですが夜出歩く時に複数人数で行動する事、危険ゾーンには立ち入らない事、移動はタクシー(特にGrab)でする事、そしてなによりも地元マネージャーの言いつけをよく守る事。これで大抵のトラブルを未然に防げます。気を緩ませないのが最も重要です。
Numbeoという英語の世界都市安全度の指標を比べるサイトによると、マニラの安全指数は昼間が54.00、夜は29.42。セブの昼間は65.83、夜は43.07となっています。これに対し安全都市ランキング3位のバギオの同じ時期の指標は昼間が85.77、夜が58.10でした。マニラでは、湾岸沿いやケソンが危険視されており、マカティ周辺は比較的安全とされています。一方、セブでは場所によらず時間帯によって治安が大きく変わる傾向があります。
上記から記載が漏れた留学都市治安状況
セブ島のとなりにあるネグロス島の州都であるバコロドには、E-Room、ILP、LSLC、OK Englishなどの英語学校が存在します。コンパクトな都市であり、動きやすく、迷いにくいのが特徴です。また、物価も安いため、留学生には魅力的な環境となっています。窃盗などの小犯罪には注意が必要とされています。
クラークから車で1時間のスービックは一般人の銃器保有が禁止されており、特に安全性が高いフリートレードゾーン経済特区です。富裕層の街であり、高級レストランやブランドショップが立ち並ぶ姿が見受けられます。あらゆるマリンスポーツが楽しむ湾岸地帯であり、街が綺麗でおしゃれなため女子に特に人気。
クラークは、マニラ北80㎞に位置する都市で、かつては米軍の空軍基地として利用されていました。現在は経済特区としての役割を果たしており、となり街アンヘレスを含めると10数校の英語学校が存在します。廉価な学費でネイティブからマンツーマン授業を廉価な費用で受けられる独特の特徴を持ちます。治安の面では、ダバオやバギオと同じくらい安全とされていますが、アンヘレスのバリバゴ地区など、いくつかの繁華街エリアは注意が必要です